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だあああああああああああああああああああ!!!
ひ・さ・び・さ・デース!!!
久々ですけど、眠いです! 文章、適当もいいとこです!!
久々で、久々のキャラも登場ぉ!!
次回は、早めに更新したいです!
では、読む前の注意事項いきます!!
・男主人公。
・これから書く本編へ繋がる鍵となる章です。
・漢字の間違えとか文とか気にしない。
・主は文章能力はないからね?(´∀`)
・背景の絵写的な要素少なめ。
・↑だから心で、感じやがRE。
・うん、これはもうお話っていきだ、小説ではないNAI♪
・↑それでも誤字脱字教えてくだされば嬉しいです。
・感想嬉しスw
・これ、フィクションね(・∀・)
・そんでもって、読んだ事妄想して頭で具現化する 能力 !! コレ大事。
以上を守れる方は、下記から⑯お楽しみください。
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昨日の夜。クジャと話しをした後、俺は茶紀にイリスの部屋まで案内してもらった。イリスも言い過ぎだとは思ったけど、自分を思っての事だからちゃんと謝った。その後は、ベラさんのいる救護室の隣のベッドを借りて、眠ることになった。ベッドの中で色々なことを思い出す。リバティ王様や国民の夢、ドリフト国との戦争、サザン国の親切な人達、ポケモンの王様、クジャの想い、そして、ビクとの約束。リバリー国に連れてくるために、俺はビクになんて言っていただろう。一緒にリバリー国を護る代わりに、楽しい事をするのを交換条件にしていたはずだ。それなのに、当分はその約束を破る事になるかもしれない。
考えていたせいか、周りの家具が見える程、辺りには陽の光が入っていた。結局、少ししか眠る事が出来なかった。タキは、ムクリと上体を起こすと足を抱えて顔を埋めた。戦争…か。戦うだけなら相手も自分も死を避けられる。けど、戦争はどちらが生死を掴みとれるかが解らない。もしかしたら、死ぬかもしれないし、勝ったとしても周りに親しい顔ぶれの人達がいないかもしれない。
頭では、こんなことばかり考えているのに、心は反対に恐怖を覚えていく。タキが考え事をしていると、急にベラのいる救護室の扉が叩かれた。誰か来た。
「はーいよ。待ちな、今開ける」
椅子の軋む音とベラのはきはきした声が聞こえる。一体、ベラは何時から起きていたんだろう。靴が床を鳴らすと扉が開かれる。
「おはよ! タキは起きてるか?」
「まだ、起きてないよ。そろそろ起きるんじゃないかい」
「よし! じゃあ、俺が起こしてしんぜよう…」
口元を厭らしく緩ませながら業は両手を擦り合わせた。そして、一気に隣の部屋まで駆けると口を大きく開く。
「起きろよぉお!! 朝だぞぉ!!」
叫んだあと、業はふとベッドの上で丸くなるタキを見つけた。
「タキ?!」
驚いた声を出すと業は、タキに近づき肩を揺さぶった。業の声には、ベラも驚いたようで真後ろからやってくる。
「どうかしたのかい?」
「おい! 具合悪いのか?」
焦った業の声とともに自分の体は激しく揺れる。もう、業のせいで具合が悪くなりそうだ。タキは、自分の肩を掴んでいる業の腕を握るとぼそっと言う。
「…うるさい」
言ってから業の手を放すと、タキは掛け布団を払ってベッドに腰を降ろしながらも地面に足を付けた。業は口を開いて間抜けな顔で驚いていた。大変だ、笑ってしまいそう。タキは、それでも口元を締めた。
「えぇ?」
「気持ちよく寝てたのに…もっと起こし方、考えろよ」
「え? え? タキ…昨日と少し性格違くないか」
困った表情で両手を少し仰がせる業を見ていて、タキは思わず息を吹いてしまった。そこからは、我慢していた笑いが色々なものと一緒に出てくる。
「だ、駄目だ。無理! もう、無理」
お腹を抱えながら笑った。悩んでいたことをぶっ飛ばすくらい大笑いする。タキは、少し経つと笑い過ぎて痛くなった頬を両手で揉み解しながら業を見た。狂ったように笑っていたタキを見て業は完全に身を引いている。笑いの止まったタキに、恐る恐る近づく。
「………大丈夫か?」
「あぁ…ごめん。なにか用があったんだろ」
流石に馬鹿みたいに笑っていた自分が恥ずかしい。タキは両手に顔を埋めると頬を叩いた。業の方は、右ポケットから水色のビー玉を出すとタキに差し出した。
「これ、ビー玉だよね。どうかした?」
不思議そうに首を傾げるタキに、業は続ける。
「おまえ…来た時から枕元に汽車の玩具置いてあったからさ。なにか、そういうものが好きなのかなって」
「ああ、これか…」
業を横目に枕元に置いてあった汽車の玩具を手に取る。よく解らないけど、サザン国で目覚めたときには持ってた。でも、これはハルモニアに譲ったはずなのに…なんでこんなところにあるんだろう。タキは続ける。
「これは、よく解らないけど起きたら置いてあったんだ。見覚えあるけど…折角だから、待ってる家族におみやげに持って帰ろうと思ってる」
「うーん…なんか、それって寝てる間にサンタクロースでも来たみたいだな」
頷きながらそういうと業は、タキの手の平に水色のビー玉をのせた。
「んじゃ、それも持ってってやれよ」
「ありがとう。ちょうど小さいの二人だから、喜ぶと思う」
タキは頬を抑えてまた小さく笑った。ベラは業の後ろでその姿を見て、微笑むと救護室へと戻り、大きな箱と赤いリボンを持ってきた。タキのいるベッドで箱を開けると、ベラは箱の中に入っていた色鮮やかな積み木の玩具を取り出す。
「これは、街の子供達がいらなくなった玩具なんだ。ちょうどいいから、これも持って帰んな」
「へぇー…ベラでも優しいとこあんだなぁ」
「アンタは、いつも馬鹿やってるからちょっと手厳しくなるだけさ」
馬鹿にされた業は、舌打ちしながら眉間に皺を寄せた。ベラにお礼を言いながら、タキは箱の中に玩具の汽車と業から貰った水色のビー玉を入れる。綺麗に入れると、蓋をして赤いリボンで丁寧に飾り付けた。これは、凄くいい。ビクもベルも絶対に喜ぶ。
「ありがとうございます、ベラさん」
「いいんだよ。私にゃこれくらいしかしてやれないからね…」
悲しそうに言うベラを見て、タキは心が痛くなった。どうしよう、心配掛けてる。そうだ、ここの人達は皆優しい人達で、人を気遣う優しい気持ちを持ってる。ベラに話そうとするが喉に言葉が詰まってなかなか話しだせない。そんな、二人の間を割って業はパチンと指を鳴らした。そこに忽ち現れたのは、配膳台を押したバオッキーだった。
「はい! タキにも俺からプレゼントがありまーす」
言いながら業は配膳台の上に載った食事をタキに渡した。業から渡されたそれは、黄色くて頭上が焦げ茶色だった。全体的に光沢を放っている。物珍しげにそれを見るタキに、業はハンカチで包んだスプーンを差し出した。受け取ったスプーンでそれに触れると、ふるふると奇妙な動きをする。業は、腕を組むと口を開いた。
「これは、俺が作った新作デザート…『男のプリン』だ」
「『男の…プリン』」
昨日、作ってくれた食事もうそうだが、業の作りだす料理にはなにか物凄い力を感じる。圧力、腕力…いや、圧倒的な気迫だ。タキは手を合わせていただきます、と得体の知れない食べ物にスプーンを立てた。突き刺さったスプーンを光沢架かったそれは、軽やかに受け止める。ふるふると踊りながら、スプーンがそれの一部を持ち上げた。タキはぱくりとそれを口の中へ頬張る。
「おいしい…」
甘くてほろ苦い味が口の中に広がる。頬っぺたが落ちるほど美味しいとはこのことを言うんだ。タキは、ぱくぱくとそれを口に放り込む。モモンの実より甘い。食べる手が止まらないや。美味しそうに食べるタキを見て業はようやく口を開いた。
「もっと食べたいか?」
「うん。やっぱり、業は料理上手いな」
「俺、これ作るのに何時間も掛かったんだ。今日も実は寝てない」
「へ?」
食べる手を止めてタキは、業を見上げた。眼の下にクマが出来ていてよく見たら、眼を細めて凄く寝むそうだ。さっきから無理して元気に振る舞ってたんだな。嬉しいし、凄く美味しいけどそんなに無理しないでほしい。タキは、元気の無い声で続ける。
「ちゃんと寝ろよ」
「ああ、そうだな。タキとリバティ王様が帰った後に冷と茶紀の眼を盗んで爆睡してやるさ」
業は、食べ終わった食器をタキから奪うと、拳を握りしめてウインクして見せた。
「次にお前に会った時は、これ以上に美味い物を何十個、何百個作れるようになっててやるよ。だから…絶対に勝てよ。勝って、今度はお前の家族連れてサザン城に遊びに来い」
「…業」
そう言ってくれた業の後ろで、ベラも静かに頷いていた。皆、戦争には反対だけどちゃんと応援してくれるんだ。タキは、ベッドから起き上がる。
「ありがとう。本当に…ありがとう。絶対に負けない。また、ここに遊びに来るよ」
「いつでも遊びにおいで。大歓迎さ」
微笑んだベラと業。タキも釣られて微笑むとバッグを身に着け、綺麗にリボンを付けた箱を背負い隣の救護室へと向かった。急に移動したタキに少々驚きながらもベラと業は、タキについて救護室へと行く。すると、静かに出入り口の扉が開かれた。そこからひょっこり顔を出したのは冷のヒヤッキーだ。ベラは驚いたまま続ける。
「どうしてヒヤッキーが来ることが分かったんだい?」
「うーん…どうしてかな。少しだけ、小さな声が聞こえたんです」
ただそれだけ、とタキは優しい表情で言って見せた。ポケモンの声が聞こえるとでも言うのだろうか。ベラはありえないと心の中で呟いた。業は、足を屈ませるとヒヤッキーに話しだす。
「冷、そういえばフレイム王様に呼ばれてたもんな…タキを迎えにきたんだろ?」
「ひゃっ! ひゃっきぃ」
頷くとヒヤッキーはタキの服の袖を掴み引っ張り出した。急いでるのかな。タキはヒヤッキーの頭を余った片手で撫でると業とベラに向き直ってお辞儀した。
「いろいろお世話になりました」
「ホント、いろいろ急すぎだぜ。急に落っこちてきたり、急に帰ることになったり」
慌ただしい日々も今日で終わりだ。だけど、タキにしてみればまだ先がある。
「じゃあな。また、会おうぜ」
「バオバオきっ」
業がそう言えば、バオッキーも同じように手を振って返して来た。タキは、嬉しそうに業達に手を振るとヒヤッキーと共に長らくお世話になった救護室を出た。
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救護室を出たタキは、ヒヤッキーに連れられて庭の方へと連れてこられた。庭の方には、ヒメとイリス、フレイム王様にリバティ王様もいる。空からは、ウォーグルのリベットが急降下して地に舞い降りてきた。自分が休んでいる間に、帰る準備が行われていたみたいだ。ずっと起きていたから、呼んでくれれば手伝えたのに。そう思いながら、タキはリバティ王様に声をかけた。
「リバティ王様」
「おお、タキよ。目覚めたか」
王様は、いつもの声でそう言った。慌てている姿は、全く違うものだが。タキが思っていると、近くにいたヒメが肩を叩いてきた。
「おはよー! 空を飛ぶの。タキ君は、私のスワンナに乗っていってね」
「はい、わかりました」
話していた二人の間に割って入ってイリスはタキを見つめた。睨んでいるような、不機嫌なのは変わらない様子だ。
「こんな戦い、早く終わらせてよね」
「うん、ありがと、イリス」
ふん、とタキから顔を背けるとイリスはキバゴを連れてその場を立ち去った。フレイム王様のほうもなんだか優れない顔だ。きっと、リバティ王様に最後まで何度か戦争を止める様に粘って頼んだのだろう。
リバティ王様は、降り立ったリベットの背に自分の小柄な身を預けるとフレイム王様にお辞儀をした。
「今回は助けてくれてありがとうのう…」
「礼はいらない。もう、私はおまえを止められないようだな…。やるからには、絶対に負けないでくれ」
フレイム王様は、そう言いながら一滴涙を流していた。みんな、友達を思う気持ちは同じ。タキは、ヒメから借りたスワンナの背にプレゼントを載せる。そして、隣でそわそわしていたヒメに首を傾げて見せた。
あれ、クジャの声が聞こえる……気がする。
「タキ君、これ…リバティ王様から」
ヒメから差し出されたのは、赤い球だった。手に載せられた重みから、クジャがこの中に入っている事が分かった。タキは、赤い球を腰に身につけるとヒメの手を握った。
「ヒメさんもありがとう。しばらく、スワンナお借りします」
「うん! 今度は二人で飛ぼうね!」
へへ、と照れながら言うヒメから離れるとタキはスワンナの背の上にのった。瞬間、周りの音が遠のいて辺りに水音が響いた。それでも、王様もヒメも何も気が付いていない。誰も解ってない。瞬間、見覚えのある仔馬の影が水辺から出てきた。
ヤ ク ソ ク ハ ゼ ッ タ イ ダ 。
水面に浮かんだ仔馬の影は、タキをじっと睨むと水辺へと消えていった。じっと水辺を見つめるタキにリバティ王様は不思議に思い声を掛ける。
「どうしたのじゃ? 行くぞ、タキ」
「す、すいません! 今行きます」
慌てながらもタキは、箱を支えながらスワンナの背に掴まった。なんだろう。なにかに、見張られている気がする。サザン国で目覚める前に見た、あの夢に出てきたポケモンの王様と同じ声だ。心に住み着いたそれは、約束の日まで俺の心に一滴、一滴と水を満たしていく。
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タキが王様とドリフト国へ行って3日後。
オイラとベルの小屋には、まだレイン達が持ってきた木の実が残っていた。ベッドから飛び起きて、ベルと一緒に朝食を取る。タキが帰って来ない間、2人で話をして楽しんでいたが、流石に飽きてしまっていた頃だ。タキとジャローダは一体いつになったら帰ってくるのだろうか?
「ビク! ベル! ただいまー!!」
木の実をかじっていたオイラ達の耳に突然、聞き覚えのある大好きな人の声が聞こえてきた。近くからは、可笑しなジャローダの声も聞こえる。タキとクジャだ!!
「タキっ!!」
「ちりりりりいー!!」
オイラとベルは美味しい木の実を投げ捨て、急いで玄関へ向かった。そこには、少し大きめの箱を持ったタキとクジャがいる。オイラはすぐにタキの胸に抱きついた。
「お、おい。どうしたビク」
驚いているタキ。オイラ達に何も言わないで遠い国に行っていたのに許せん反応だ。オイラは、顔をしかめてタキの頬に自らの小さな手で叩こうとした。が、タキの顔から首にかけて広がる傷を見て言葉を失った。
そんなオイラを直ぐに両手で持ち上げると、タキは木の実の置いてある奥の部屋へと連れて行かれる。
「うっわ! なんだこの大量の木の実! ビクとベルで持ってきたのか?!」
「ちりりぃー…」
ベルが悲しい音色で喉を鳴らす。その声を聞いて、タキは「どうした?」と心配そうに聞いている。まったく、なんで自分を心配しているベルの気持ちが解らないんだ。
「(タキ)」
「ん? どうした…」
オイラをテーブルに降ろして、玄関に置いていた箱を取ってこちらへ戻ってくるタキ。その顔はいつもと変わらず優しい表情で、だけど首元には大きな傷があって…どこか変わったタキにオイラは口を開く。
「(タキ、その傷はなんだ?)」
聞くと、変わらないその優しい表情のまま箱を軽く叩く。
「あれだよ」
「(あれだと? あれでは解らん)」
「レインから聞いたと思うけど、俺はちょっと遠くの国に行ってたんだ」
「(ああ、確かにレインから聞いた。ちょっと遠くの国が、遠くの国のドリフト国だってことも)」
「…国名まで聞いたんだ」
「(聞いたんじゃない。聞かされたんだ)」
オイラの知りたい事は、お前の行っていた国でなく、お前のその傷のことなんだ! むかむかする気持ちを少しでも和らげようとオイラは近くにあったモモンの実を食べる。その姿を見て、少し戸惑ったタキはクジャの方を向く。
「大丈夫だよ。少しドジって転んだだけだって」
「クジャー!!!」
元気よく声を上げてタキに合わせるが、クジャはすぐにオイラ達から眼を離した。ほらね、と言わんばかりに無邪気な笑顔を見せるタキ。……嘘、だな。そんな細長く反った傷跡。ポケモンの爪でも牙でも出来るものじゃない。野蛮に出来たその傷痕。オイラの見た限りでは、人間の作った武器でやられたようにしか見えない。
タキ…なんでオイラに隠し事をするんだ。オイラはそんなに頼りないポケモンなのか? 勝利ポケモンだと、オイラがいるから頑張れると言ってくれたのに…。いや、そう思っていては何も出来やしない。オイラが出来る事があればなんでもする。もう、タキに傷を付けたりはさせない。
「そうだ! ビクとベルにお土産があるんだ…」
そういいながらタキは、箱を開けようとする。お土産…その土地の名産物を故郷の人に買ってくる風習らしいな。タキのいない間、ベルと一緒に本を読んでいたから解っている。
ん? お土産?
「(あ!!!)」
突然大きな声を出したオイラに、箱を開けようとしていたタキは体を震わせて「何かあったのか?」とオイラを見てくる。オイラはテーブルを降りて、急いでベッドのある部屋まで走る。
「(え…えぇーと…確か、ここら辺に置いたはずなんだ)」
今さっきオイラが寝ていた場所は、まだ生温かく近くにあった掛け布団の下にそれはあった。それを銜えてオイラが居間へ戻ろうとすると、タキが急いでくる。
「なにかあったのか?」
問いかけるタキの腕からオイラは肩へと登ると、口に銜えていた王様の手紙を渡した。タキは、それを見て顔をしかめるとオイラをベッドに移動させて、手紙を開けて読み始めた。ベッドにいるオイラからじゃ、タキがどんな内容の手紙を読んでいるか解らない。だが、少し経つとタキは眼を見開き、悲しそうな表情をとる。
タキが、悲しそうにしてる。
「(なんだ…? タキ、何が書かれてたんだ?)」
色んな表情の笑顔なら見た事はあるが、こんな悲しそうなタキは…今までにない。と、思っていたらタキはにっこり笑むとベッドに倒れ込んできた。
「ビク! 明日は一日休みだって!!」
「(や、休み?)」
休みと言うと、明日は城にも行かずにオイラ達と一緒にいられるということだ。なんだ、今オイラは不安だが嬉しい。タキと、ベルとクジャで遊べるのか。少し頬を赤く染めていたオイラの顔を覗きこみ、タキは楽しそうな表情で首を傾げる。
「ビク、明日はみんなでどこかに遊びに行くか!」
「(…楽しみだ)」
顔を緩ませて頬の赤らんだビクは、嘘吐きの俺にそう言った。
ビクから受け取った手紙は、リバティ王様の書いたものだった。王様は、こうなることを心のどこかで感じていたのかもしれない。
『早急に告ぐ。明日、船でビクティニを安全で遠い場所に連れて行け。』
⑰に続く…
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S | M | T | W | T | F | S |
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October 10
学生
出身:シンオウ地方 コトブキシティ
ゲームや漫画好き。物語の構想を練るのが好物。←または捻る。←の作業時はとにかく変人になる。アップルティーが好きでチーズが嫌い。自分でよーさんとニックネームを付けている、なんか寂しい人。
▼スタ
September 20
学生
出身:シンオウ地方 ハクタイシティ
いつも物語の感想や間違えを指摘してくれる、代珠の心強いお友達。ホムペ等を作ってくださっています。好きなものはお猿。トラウマは、多分ゴリチュウです。
お気軽にこちらへお返事を…
→kokoyozuyozu@mail.goo.ne.jp