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続々更新中どすえww
あぁ…そろそろ1st終わってしまう……orz
では、読む前の注意事項いきます!!
・男主人公。
・これから書く本編へ繋がる鍵となる章です。
・漢字の間違えとか文とか気にしない。
・主は文章能力はないからね?(´∀`)
・背景の絵写的な要素少なめ。
・↑だから心で、感じやがRE。
・うん、これはもうお話っていきだ、小説ではないNAI♪
・↑それでも誤字脱字教えてくだされば嬉しいです。
・感想嬉しスw
・これ、フィクションね(・∀・)
・そんでもって、読んだ事妄想して頭で具現化する 能力 !! コレ大事。
以上を守れる方は、下記から27お楽しみください
あぁ…そろそろ1st終わってしまう……orz
では、読む前の注意事項いきます!!
・男主人公。
・これから書く本編へ繋がる鍵となる章です。
・漢字の間違えとか文とか気にしない。
・主は文章能力はないからね?(´∀`)
・背景の絵写的な要素少なめ。
・↑だから心で、感じやがRE。
・うん、これはもうお話っていきだ、小説ではないNAI♪
・↑それでも誤字脱字教えてくだされば嬉しいです。
・感想嬉しスw
・これ、フィクションね(・∀・)
・そんでもって、読んだ事妄想して頭で具現化する 能力 !! コレ大事。
以上を守れる方は、下記から27お楽しみください
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リバティガーデンから見えるリバリー国は、既に真っ赤な炎に包まれていた。一体どういうことなんだ。なんで急に炎が…。とにかく急いで帰らないと、とタキはメロエッタを手招き全速力で船へと乗り込んだ。
船に乗り込んだタキを確認すると、クライムはそのまま舵を両手に船を前進させた。しかし、おかしい。前進する先にはリバリー国の姿なんて無い。自分が間違っているのかだろうか。船の縁に手を置いて真後ろを向く。すると、そこにはやはり燃え盛るリバリー国があった。
クライムが行先を間違えているのだろうか? 先程いたリバティガーデンも段々と小さくなっていく。このままじゃ、帰れたとしても間に合わなくなってしまう。タキは数段の階段を上ると舵を握るクライムに声をかけた。
「あの、クライムさん?! リバリーはそっちじゃないです」
「ええ…知っています。それに、ダン亡き今は帰る術がありません」
静かにそう呟いたクライムの顔は、見るに堪えないほど悲しみに包まれている。そして、彼は今なんて言った? 知ってる…ってどういうことなんだ?
「し…てるって……何を」
「私達がもうリバリー国を護らなくてもいいということです。我々はもう…自由になったただの人間です」
言われて自分の全身から血の気が去るのを感じた。そんな…それは、リバティ王様が国を諦めた、ということなのか?
「どういう…だって、王様はまだ戦いが続くと! なんでっ!? どういうことですか?!!」
クライムの言葉を理解できない。それでも、嘘だよ、なんて笑ってくれるかもしれないと想像してしまう。いつのまにクライムの腕を掴んで意味無くそれをせがんでいた。そんなタキに耐え切れなくなったクライムは、その腕を痛いほどに握りしめ冷酷な瞳でタキを捕らえた。
「リバティ王は、ディスコード王に負けを認めたということです。国民だけを逃がし、王は城に留まりました。リバリー国を置いていけないと言う人もいて…全員は連れてこれませんでしたが…」
「嘘だ…そんなのっ、絶対に信じない!! ならどうして王様は俺にビクに会えと言われたんですか?!」
「そんなの決まっています。リバティ王にとって、貴方は大切な人だったから!」
「たいせ…っ?」
王様にとって大切な人? ただの付き人だった俺が? なんでだろう。色々有り過ぎて、感覚が分からない。クライムはがっしりタキの肩を掴むと続ける。
「貴方は幼い時から…両親を失ってからリバリー城で頑張って王様の付き人をしていました。私やダンが兵をしていたころから…貴方の友達のレイン君が兵になる前からです。そんな何年も一緒にいた人を大切と思って、王様はおかしいでしょうか? ビクティニに会う様に王様が言ったのも、そうしないとタキ君がリバリー国を離れないのを知っていたからです」
聞かされてタキは震えながらクライムを見つめていた。一緒に戦った、あの時と同じ瞳をしている。嘘じゃない。これは、真実だ。だけど、それでいいのか? これを真実と認めていいのだろうか。追い求めていた理想が、こんな結果でいいのだろうか。
違う。絶対に違う。例え多くと同じ理想を持っていて、他人がそれを諦めたとしても…もしかしたら、自分が変えてあげられる、変えられるかもしれない。
クライムに握られていた手にそっと左手を添えると、タキはじっとクライムを見つめていた。そんなタキの瞳は、いつも以上に冷める事なく燃えている。
「俺は一人ででもリバリーに戻ります」
「?! 何を言って…?!! こんな遠くから、泳いでいくつもりですか?!」
「それしか今は…方法はないですから」
そう言いタキはクライムの手を払いのけると、後ろ側の甲板へと走り出した。その行動に驚いたクライムは、近くにいた船員に舵を任せてタキを止めに走る。ちょうどタキが船から身を乗り出そうとしている。クライムはすぐに長い両手でタキの腰を掴み中へと引き戻した。それでもクライムの手から離れようとタキは我武者羅に体をばたつかせていた。
「やめなさい! リバリーに行く前に君が死んでしまう!!」
「っ! 放して下さい! 大切な人を護りたいのは俺だって一緒だ!! なんでっ、なんで一人だけ苦しむようなことするんだ! 皆いるのにっ…なんで皆一人で遠くに行くんだよっ!!!!」
タキの怒鳴り声が海原に響き渡る。動き回って声を張り上げて、息の上がったタキをメロエッタは見つめると。悲しそうに鳴き声を響かせながらタキの目の前にふわりと飛んできた。
「(人が人を思うほど…喜びも悲しみも連鎖していくのでしょうね。この先も…ずっとです)」
そう言うメロエッタの声と同時に、彼女の周りからぶぁっと風が吹きあがった。周りには白く長い楽譜が風に舞って現れる。楽譜は、タキの目の前を覆った。何も見えない。真っ白だ。ただ、自分が歩けるように黒い線が幾つも並んでいる。
メロエッタはタキの頭にそっと触れると、その美しい声で続けた。
「(『真実を知った貴方は、理想を求めました。理想の答えは解りません。貴方はどう進みますか?』)」
「『リバリー国へ還ります。大切な人の為に。大切な人の夢の為に』」
聞かれたタキは、ゆっくり静かにメロエッタに答えた。それはタキの歌声だった。唄っているつもりなんてない。彼女の言葉通りに自分の口が、頭が勝手に動いてしまう。メロエッタから歌は続く。
「(『理想の古人(いにしえびと)は、真実のために英雄となりたがりました。どんな小さな未来の為にも必死に光を求めました。理想の古人よ、貴方は道の無い場所をどう渡る?』)」
「『歌の子は古人にそう唄う。古人は言いました。そうだ、空を飛ぼう。私が空を渡る時、力を貸してくれる勇敢な鳥がいる。場所と場所を繋ぐリベット』」
「(『理想の古人、貴方は英雄へと近づく為、まず大空を渡る事を決めました』…リバティ王様の大切なリベットを使って)」
歌の最後に、普段のメロエッタの声が聞こえてきた。その瞬間、目の前を覆っていた楽譜がメロエッタの体の中へと溶け込んでいく。メロエッタは静かに瞳を伏せると空を指差した。
「キィィィ! グォォ!!」
リベットの声が聞こえてくる。どうしてか、雲の隙間からリベットがこちらに向かって飛んでくる姿が見えてきた。ウォーグルのリベットは、船に辿り着くとその大きな翼を体に仕舞い込みタキに首を下げた。リベットと眼が合ったタキは、瞬きされて気づく。
「…リベットが迎えにきた?」
「(そうです。タキさん)」
声とは裏腹に悲しげな表情でメロエッタは言うと続ける。
「(私が大切なタキさんに協力出来る事はここまでです。あの時、船乗り場でお話したとおり、私はまた旅に出ます。今度は…大切な家族を探しに)」
決心の着いたメロエッタの瞳は、先程までの深緑の色とは違い茶色く燃え上がっていた。髪の色も段々と茶色く変わって行く。タキは、そんな姿を見ながらも静かにメロエッタに頭を下げた。リベットに乗る前に、クライムにも頭を下げる。
クライムの顔からは、タキを止めきれなかった事への苛立ちと悲しみが浮き出ていた。ぎゅっと口を閉じて拳を握る姿に申し訳なく思い、タキはもう一度深く頭を下げた。
「ごめんなさい。行ってきます。絶対に…また会いましょう」
優しくやんわりと微笑むタキを見て、クライムは目尻に涙を溜めると立ち上がりまた舵を握りしめに去ってしまった。
たった一人残ったタキは、一度燃え上がるリバリー国を睨むように見つめた。あそこには、まだクジャと王様がいる。タキは、リベットの頭を優しく撫でるとその背に身を預けた。
「力を貸してくれてありがとう。一緒に皆を助けに行こう」
「グオォ」
こくりとリベットは頷くと、大きな翼を空へと広げた。落ちない様、タキはリベットの首筋にしがみ付く。空高く飛び上がったリベットは、いつも以上に早く前へと進んでいた。先程いたリバティガーデンの白い灯台を通り過ぎる。まだ、リバリー国に着くには時間が掛かる。
想いを募らせていたタキに気付き、リベットは喉でぐるると鳴くと更にスピードを上げた。その隣から、急にバルジーナがやってくる。その背に乗っていた人間は、見覚えのある人物だった。
戦争の時に一緒に戦った仲間だ。彼は厭らしい笑みを浮かべながらその腰から剣を引き抜いてきた。コイツもドリフト国のスパイだったのか。
「見つけたぜぇ! 他の仲間はどうした? あぁッ!? さっさと言いやがれ!」
男の剣を軽やかにリベットは避けると急降下して一気にリバリー国へと羽ばたく。ドリフト国は、リバリー国の全てを無くそうとしてるのか。思っていたタキを乗せたリベットの目の前にバルジーナに乗った男もまた急降下してくる。
男から逃れるには海に落とすか殺すか、どちらかしかないみたいだ。もう、迷ったりするものか。タキは、腰に身に着けていた短剣を左手で持ち構えた。利き手違いのせいで上手く力が入らない気もする。
「リベット。あいつを倒す!」
タキの声にリベットはバルジーナに隣り合う。やってきたタキを見て男は口端を上げると大きく剣を振ってきた。リベットがまたその剣を避けると、タキは力に任せて短剣を男に振る。しかし、短い刃は相手に届かない。
このままじゃ倒せない。攻撃しきれないまま終わったタキに、男はまた剣を突き立てる。タキは自ら背を反らし刃を避けるとリベットの首にまたしがみ付く。
「リベット! もっと上まで飛んでくれないか?」
「グルルゥ!」
頷くとリベットは空高く身を乗り上げていく。バルジーナもそれに従って同じくリベットの後を追ってきた。丁度真下を飛ぶ敵に、タキは眼をやるとリベットの首筋から手を離す。ひゅっと風を切る音と共にタキの体は、落ちていく。
まさか落ちてくるとは思っていなかったであろう。男は戸惑いながらもタキに剣を向けた。右手に短剣を持つタキは重力を力に男の胸を突き刺した。見慣れた赤が刃を抜くと同時に流れ落ちていく。瀕死状態になりながらも、男はがくがくと震えながらもタキに剣を振り上げた。弱い力だったが、急に振りあげられた刃はタキの胸を掠った。
体制がとれなくなったタキは、苦痛に顔を歪ませながらも海へと落ちていく。同時に、タキが胸を突き抜いた彼も一緒に落ちていた。しかし、タキの真上からリベットが急降下しタキの両腕を掴んだ。助かったタキは、水しぶきを上げながら海へと沈む男を見てほっとして肩を脱力した。
「よし…行こう、リベット!」
まだ療養しなければいけない身でありながら、更に傷を負ったタキは顔を真っ青にしながら短剣を鞘にしまった。タキがまた首にしがみ付いた事を確認するとリベットは勢い良くリバリー国へと羽ばたく。
海が透き通る水色になった時。リバリー国はもう目の前に在った。上空を飛んでいれば、燃え上がった炎の熱気を肌に感じる。自分の住んでいた森も家も燃えている。街の通りも、全て燃え上がっていた。しかし、リバリー城は燃えてはいなかった。城に何かがある。とにかく、城に行ってみよう。
「リベット! 城に向かって!」
指示を聞きリベットが街の道なりに沿って城へと向かう。しかし、燃え上がる街の中、僅かに小さなポケモン達の声をタキは聞き逃さなかった。熱気の集まる街の道端に、ミネズミとシキジカ、チラーミィの姿が小さく見える。
きっと船に乗り遅れてしまったんだろう。
「獣達がまだいる。一度引き返してくれ」
リベットは、タキを乗せまた急降下し道端に止まった。捕まれていた両腕が解放されるとタキは、ミネズミ達に駆け寄った。タキの姿を見たミネズミ達は、泣きながら足元に擦り寄ってくる。ただでさえ小さな体で、こんな場所にずっといたんだ。恐ろしいに決まってる。まだ泣き止まないシキジカの頭をタキは撫でる。
「もう泣くな。大丈夫だよ」
「きゅるっきゅるっ!」
タキに言われてシキジカは鼻を啜りながら頷いた。毎日、休みの時は沢山遊んだ。彼らも俺の大切な人達だ。血の滲む胸に手を当て、少し笑うとタキはチラーミィとミネズミの体を持ち上げた。二人は頭にハテナを浮かべながら互いの顔を見つめ合っている。タキは、二人をリベットの背中に乗せるとにっこり微笑んだ。
「今までありがとな。生きて帰れたら…その時はまた遊ぼう」
その言葉にチラーミィとミネズミは焦った表情で勢い良く首を振って鳴く。何を言っているのかは、さっぱり分からないけど……きっと止めてくれてるんだろうな。タキは最後にリベットの頭を優しく撫でた。
「皆をクライムの船まで連れて行ってあげてくれ。シキジカには優しくな」
「グォ…」
寂しそうにリベットは鳴くとタキの頬に顔を寄せてから大きな翼を広げる。飛び上がると大きな爪で優しくシキジカを掴み上げ、煙の上がる上空へと羽ばたいていった。チラーミィの大きな鳴き声が聞こえる。自分は今、レインと同じことをしてるのかな。でも、それなら尚更、今なら分かるよ。お前の気持。
思っていると近くの家が大きな音を立てて崩れ落ちた。ここにいたら、自分まで巻き込まれる。街の道を沿って歩いていれば必ずリバリー城に着く様に街は作られている。タキは城へと向かって走り出す。酸素の薄くなった空気を吸い込む。
少し咳き込みながらもタキは城の門を潜った。ドリフト国の兵達が沢山集まっていると思っていたのに、中には人の気配を感じない。既に、襲われて帰ってしまったのだろうか。確かに、リバリー国はもう燃え尽きてしまうだけだ。王様やクジャは…もう、もしかしたらいないかもしれない。
外側から大きな扉を左手で押して片側だけ開く。中には、誰もいない。静か過ぎるのも怪しいが今は急いで王様とクジャを探さないと。タキは迷うことなく広間に駆けこんだ。すると、床を引きずる音がする。
「クジヤぁ! クぅじゃっ!!」
広間右端の庭に繋がる廊下側から、血相をかいたクジャが突然現れた。やはり、何かあったのか。でも、クジャが無事でよかった。
「クジャ! 怪我はないか?」
もう怪我をしているのに、この言い方もおかしいか。タキは嬉しそうにクジャに近づく。しかし、突然の背中の痛みや衝撃と共にタキの体は壁へと叩きつけられた。後ろに誰かいたのだ。クジャに出会えた事に油断してしまっていた。
叩きつけられた衝撃と、背中から痛みと共に溢れ出てくる血。痛みに耐えて、タキはふらりと立ち上がると攻撃を仕掛けてきた相手を睨んだ。
小奇麗な身なりに金髪を整えた男がそこに立っている。グロウはウインディと共にタキをそれは嬉しそうに見下げていた。
Final…
PR
☣更新日時☣
03 | 2025/04 | 05 |
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☣カテゴリー☣
☣プロフィール☣
HN:
代珠
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
▼代珠(よず)
October 10
学生
出身:シンオウ地方 コトブキシティ
ゲームや漫画好き。物語の構想を練るのが好物。←または捻る。←の作業時はとにかく変人になる。アップルティーが好きでチーズが嫌い。自分でよーさんとニックネームを付けている、なんか寂しい人。
▼スタ
September 20
学生
出身:シンオウ地方 ハクタイシティ
いつも物語の感想や間違えを指摘してくれる、代珠の心強いお友達。ホムペ等を作ってくださっています。好きなものはお猿。トラウマは、多分ゴリチュウです。
October 10
学生
出身:シンオウ地方 コトブキシティ
ゲームや漫画好き。物語の構想を練るのが好物。←または捻る。←の作業時はとにかく変人になる。アップルティーが好きでチーズが嫌い。自分でよーさんとニックネームを付けている、なんか寂しい人。
▼スタ
September 20
学生
出身:シンオウ地方 ハクタイシティ
いつも物語の感想や間違えを指摘してくれる、代珠の心強いお友達。ホムペ等を作ってくださっています。好きなものはお猿。トラウマは、多分ゴリチュウです。
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お気軽にこちらへお返事を…
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